前日のNY株は、FOMCの結果をうけて上昇でした。
これを受けて今日の日経平均は、33032円で寄り付き、100円程度高い水準でスタート。
寄り直後の9時1分に33120円まで上昇しました。
しかし、米国の利下げ観測が一段と強まって、米長期金利が急低下してドル安・円高が進行したことを嫌気して、その後は売られる展開に。
12時45分に32515円まで下落して、一時下げ幅は400円を超えました。
その後はやや下げ幅を縮小して、大引けは▲240円の32686円で終了。
日経平均は、4日ぶりに反落となりました。
売買代金は4.4兆円台でした。
TOPIXは12/8につけた安値を下回る
前日のNY株は上昇で、NYダウは2022年1月につけた36952ドルの高値を更新しました。
しかし、日本株は円高進行を嫌気して、それに追随できず。
今日の日経平均の下落率は▲0.73%でしたが、TOPIXはそれを上回って▲1.43%でした。
日経平均の今日の安値は32515円で、12/8につけた安値32205円よりも上に位置しています。
が、TOPIXの今日の安値は2312.1で、12/8につけた安値2316.95を下回っています。
この点をみますと、日経平均もいずれ12/8につけた安値32205円を割れてくるのではないかと思われます。
なお、NYダウはとうとう高値更新となったのですが、s&p500やナスダックはまだ高値まで距離があります。
ここで米国株が下げに転じてくると、NYダウは2022年1月につけた高値とダブルトップをつける形になります。
また、NYダウは高値を更新したのに、s&p500とナスダックは高値を抜けていないので、ダイバーシティの状態が示現することになります。
ダブルトップや、ダイバージェンスの示現は、トレンド転換を示唆する大事なシグナルとなるので、ここからNY株がまだ強い地合いを維持するのかどうかは非常に大事なポイントになると考えます。