前日の米国株市場で、NYダウが4日ぶりに反落するなど利益確定売り優勢の地合いでしたが、外国為替市場で円安に振れたことなどを追い風に、今日の日経平均は33896円で寄り付き、130円程度高い水準でスタート。
その後も上値追いの動きが続き、14時50分に34539円まで上昇。
引けにかけてやや押し戻されましたが、大引けは+678円の34441円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
売買代金は4.0兆円台でした。
裁定買い残高は、昨年9月に高値をつけた水準に近づく
今日は日経平均が昨日に続いて高値更新となり、TOPIXも2450.53まで上昇したので、9/15につけた2438.02の高値を抜けました。
これで日経平均、TOPIXともに、高値更新となり、アンバランスな形状は解消しました。
日経平均は34000円台にのせて、さらなる上値も期待できそうなところにはあるのですが、昨年の12月29日時点の裁定買い残高は、金額ベースで1.3兆円まで増加してきています。
昨年、日経平均が33634(9/15)で高値をつけたときの裁定買い残高が1.5兆円程度なので、水準的にはそろそろ頭打ちを警戒するところにきているのかと思います。
なお、昨年9/15に33634円で高値をつけた後は、30487(10/4)まで3000円弱下落しています。
金額ベースの裁定買い残高は、週に1回公表されいてるのですが、株数ベースの裁定買い残高は日次で公表されています。
直近で公表されている株数ベースの裁定買い残高は、1/5時点で5.4億株となっています。
昨年9/15に33634円で高値をつけたときの株数ベースの裁定買い残高は5.8億株なので、株数ベースでみても昨年の高値水準に近い水準まで増加していることになります。
というわけで、まだ高値追いの流れは続くかもしれないのですが、そろそろ一旦頭打ちとなる可能性も視野に入れておくべき局面が近づきつつあるのではないかと考えています。