前日の米国株市場では3月の米消費者物価指数の発表を10日に控え、様子見のなかNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに小幅な値動きに終始。
今日の日経平均は39496円で寄り付き、150円程度高い水準でスタート。
11時7分に39476円まで下げて、一時は寄り値を下回ったものの、そこから切り返して大引けは+426円の39773円で終了。
日経平均は続伸となりました。
売買代金は3.9兆円台で、約2か月半ぶりに4兆円台を下回りました。
一目均衡表の遅行線は、日経平均は陰転入りだが、TOPIXはまだ陰転入りしていない
日経平均は3/22に41087円で高値をつけた後、4/5に38774円まで2313円下落。
その後、切り返して、39773円で引けています。
日経平均は、4/4~5にかけて39274~39773円でマドを空けて下げているので、今日の上げにより、ちょうどそのマド空けの水準を埋めてきた形になっています。
ただ、日経平均は5日線(今日の時点で39467円)を上回っているものの、まだ同線は低下傾向です。
また、一目均衡表の遅行線は4/5から陰転入りしています。
一方でTOPIXは2754.69で引け、5日線(今日の時点で2724.83)を上回り、同線も昨日から上向きに転じています。
一目均衡表の遅行線もまだ陰転入りはしていません。
この点から見ますと、日経平均は高値から2300円程度下落しているものの、まだ調整入りしたような感じにはなっていないので、再度高値更新を狙ってくる可能性はあると思います。
ただ、TOPIXも一目均衡表の遅行線が陰転入りとなり、日経平均が3/12につけた安値38271円を割れてくるような展開になると、調整局面入りしたとする見方が強くなってくると考えます。