今日の日経平均は、▲67円の16601円と続落。
売買代金は、メジャーSQだったこともあって前日よりも増加して2.4兆円台でした。
本日は16637円と小幅安で寄り付き、寄り直後の9時1分につけた16643円が日中の高値でした。
その後は売りに押される展開となり、後場寄り後の12時56分には16496円の安値をつけました。
しかしそこからは戻り方向となって下げ幅を縮小し、最終的には67円安と小幅続落で取引を終えました。
来週の日銀会合で、日銀が動いてくる可能性がまったくゼロではないと思われる
今日は引けにかけて戻したこともあり、下ひげありの小陰線で日中の取引を終えました。
ただ、夜間に入ってから欧州市場が下落している事などもあり、日経平均先物は一時16320円をつけるところまで下げてきています。
昨日の記事「日経平均は16500円前後での動きが続くが、レンジ抜けとなるタイミングが徐々に近づているのかもしれない」で、「もしもここから売られる展開になるとしたら、来週の日銀会合明け後になるのではないかと考えます」と書いたのですが、
ここまでの動きを見ますと、その結果を待たずして、じりじりと売られるような感じの展開になっています。
海外市場でも、今日はドイツのDAX指数が2%超えの下げとなり、下げ幅を広げる展開となっています。
その他、今まで比較的堅調に推移してきたNY市場も、ナスダック指数とかに上昇ペースの鈍化が見られ、ここにきてやや頭打ちとなる感が見えてきています。
これらの動きを見ますと、今まで16500円近辺で推移してきた日経平均も、来週以降、いよいよ動いてくるのか、という感じに見えなくもありません。
ただ、来週は6/14~15にかけてFOMCが、6/15~16にかけては日銀会合があります。
この内、FOMCについては、先日の雇用統計の結果を受けて、6月のアメリカの利上げはほぼなくなったという事で、ほぼ気にする必要はなくなったと思います。
一方で日銀会合の方は、7/10の参議院選挙を前にして、もしかするとサプライズ好きの黒田総裁が何らかの手をうってくるかもしれないので、一応注意が必要ではないかと考えています。
動くとしても、日銀会合の結果を待ってからにした方が良いのではないか
取りあえず、今の段階のマーケットは、前回4月の日銀会合の時と違って、6月の会合での日銀の動きは特にないという事を想定して動いているような感じがします。
しかし、来週の日銀会合は選挙前で最後の会合になりますので、もしかすると、黒田総裁が何か手を打ってくるのかもしれません。
よって、一応今の流れからしますと、ここから売っていくのもありのような感じもするのですが、ただ、日銀が来週動いてくる可能性がゼロではないと思いますので、今の段階で売りを仕掛けていくのはちょっと難しいと考えます。
仮に動くとしても、日銀会合の結果が出るのを待ってからにした方が良いのではないかと思います。