今日の日経平均は、+128円の16810円と反発。
売買代金は、前日よりも減少して2.5兆円台でした。
本日は16855円で寄り付き、前日より上昇してスタートしました。
その後、10時5分には前日より250円程度高い、16938円まで上げ、日中の高値をつけました。
そこからは上げ失速の形となり、14時16分には前日比60円高程度の16740円まで上げ幅を縮小。
そして、再度引けにかけて戻る動きとなり、16810円で日中の取引を終えるかたちとなりました。
日経平均が明日どう動いてくるのか? 要注目ではないか
朝方は経済対策の規模が10兆円から20兆円へ、規模のかさ上げがあるとのニュースを受けて高い水準で寄り付きました。
しかし、真水部分の歳出が3兆円超えとのことで、市場の期待を下回ったこともあり、上げ幅を縮小する動きとなりました。
なお、昨日の高値が16692円であるのに対して、今日の安値が16740円なので、今日は50円程度マドを空けての上昇となっており、日足の形状は小陰線となっています。
で、夜間に入ってから黒田総裁の「ヘリマネ、必要でも可能でもない」との発言が伝わると、ドル円は105円後半まで下落。
そして日経平均先物も一時300円以上下げ、16460円の安値をつける動きになっています。
その後はやや落ち着きを取り戻し、ドル円は106円前半、日経平均先物は16650円まで値を戻しています。
ただ、明日、日経平均が仮に16650円程度で寄り付き、そこが日中高値となって下落する形になると、
昨日の高値16692円から今日の安値16740円までマドを空けて上昇しているのに対して、
今日の安値16740円から明日の高値16650円までマドを空けて下落する、という形になります。
仮に明日の日足がこのような形になりますと、アイランドリバーサル(※)の形状になり、戻り転換の第一シグナルが発生する、という事になります。
明日の日経平均がどう動くのか、まだわかりませんが、どういう動き方をするのか、要注目ではないかと考えます。
(※)離れ小島のように見えるチャート形状で、トレンド転換のシグナルとなる場合がある