今日の日経平均は▲12円の16725円と、小幅に反落。
売買代金は、前日よりも減少して1.6兆円台となり、2兆円割れの薄商いとなっています。
また、日経平均の日中の値幅も、日中高値が16752円に対して、同安値が16677円なので、上下の値幅は74円に過ぎず、今年最低となっています。
先週金曜日のジャクソンホールでのイエレン議長の講演というイベントを通過したのですが、今度は今週末の米国雇用統計の結果待ちとなり、閑散商いとなっています。
ただ、動きがない相場がいつまでも続くという事はないので、近々動きが出始めるのではないかと思います。
この点については、8/25の記事「どっちつかずの相場展開がまだ1ヶ月続くとは考えづらい。あと1~2週間程度の中で動きが出始めるのでは?」で、
「イエレン議長自らが****ショックと言われるような発言をするとは、ここまでの流れからすると考えづらいので、となると、動くきっかけとしては次週の米国雇用統計の方が可能性としては高くなるのかもしれません」
という事を書いたのですが、米国雇用統計をきっかけに相場が動き始めるのではないかと考えています。
日経平均は商いを伴って17000円を超える事ができるのか?
日経平均は直近で6/24に14864円の安値をつけているのですが、それをブレイクダウンすると、次の通りになります。
①上げ : 14864(6/24) ⇒ 15805(7/4) 日柄は7日(両端入れ)
②下げ : 15805(7/4) ⇒ 15106(7/8) 日柄は5日(両端入れ)
③上げ : 15106(7/8) ⇒ 16938(7/21) 日柄は9日(両端入れ)
④下げ : 16938(7/21) ⇒ 15921(8/4) 日柄は11日(両端入れ)
⑤上げ : 15921(8/4) ⇒ 16943(8/12) 日柄は6日(両端入れ)
⑥下げ : 16943(8/12) ⇒ 16320(8/26) 日柄は11日(両端入れ)
⑦上げ : 16320(8/26) ⇒ 現在進行中
ここまで上げの局面は①、③、⑤の3回あったのですが、それぞれの上げの日柄は7日、9日、6日でした。
一応、今は16320(8/26)から⑦の上げをやっているところと見ているのですが、この上げの期間は上記①や⑤で見られた6~7日になるのではないかと考えています。
16320(8/26) から6日目は9/2になりますし、7日目は翌週の9/5になります。
よって今後の動き方として想定しているシナリオとしては、雇用統計の発表前後に向けて戻りがピークとなり、以後は下げに転じるという動き方になります。
なお、この先日経平均が商いを伴って17000円を超えるという動きになりますと、上記の見方が間違っているという事になるのですが、現状ではそうなる可能性は低いのではないかと考えております。