今日の日経平均は+82円の16856円と反発。
売買代金は、前日より増加して1.9兆円台でした。
注目していた昨日のNY市場は、下落してスタートし、下値を切り下げる展開となりました。
そして下値の下限として見ていた値(※)を一時割り込み、NYダウは17959、sp500は2114まで下落しました。
(※)NYダウは17992(9/14)、sp500は2119(9/12)
しかし下落はそこで止まり、以降は徐々に下げ幅を縮める展開となりました。
NYダウは安値から140ドル程度戻す動きとなり、ナスダック等も当初はマド空きで下落して始まったのですが、最終的にはマドをほぼ埋める形で引ける動きとなりました。
取りあえず下げ回避だが、上値余地がそれほどあるようにも思えない
結局、NY市場は下落して引けたのですが、安値を一時的に割れて、そこから下げ幅をだいぶ縮めてクローズしたので、取りあえずここまで想定してきた、ここから下げのピッチが速くなるという展開はなしになりました。
もしもここから下げのピッチが速くなるのであれば、昨日のような動き方にはならないと思いますので、ここからは逆に戻り方向を試す動きになると思います。
NY市場の底割れの動きが取りあえず回避されたので、日経平均も戻り方向に入り、9/5につけた17156円の高値を試す方向に動いてくると思うのですが、ここからどこまで戻れるのかがポイントになります。
なお、日経平均は14864(6/24)から戻り方向にあるのですが、この戻りは、上げ相場に転換しての戻りではなく、下落過程の中の修正波としての戻りであると見ています。
上げ相場に転換しての戻りであれば、14864(6/24)からの戻りの波形はもっとわかりやすい形になると思うのですが、
日経平均が7/21に16938円の高値をつけてからの波形は、下げたかと思えば上がる、上げたかと思えば下がる、というような感じで、
波形の重複が多い形になっています。(普通の上げ相場の場合、波形の重複が多い形にはならない)
従って、14864(6/24)から戻りは、下落過程の中の修正波としての戻りであると見ています。
下落過程の中の修正波としての戻りであれば、仮にここから9/5につけた17156円の高値を抜けたとしても上値はそうない、という事になると思います。