先週金曜日のNY市場は、上昇して始まったのですが、
NYダウは+0.22%
sp500とナスダックは+0.02%
と、上げ幅を縮めて引ける展開となり、日足の形状はいずれも上髭ありの陰線引けとなっています。
木曜日にNYダウとsp500が安値更新後切り返す動きとなったので、ここから戻りを試すかと思ったのですが、金曜日の動きは戻りの鈍さを感じさせるような動き方でした。
シカゴ市場の日経平均先物も、上げ幅を縮め、最終的に金曜日の引け値と近いようなところでクローズしています。
TOPIXが斜行三角形のパターンをやっているのであれば、仮に高値を抜いてきたとしても、その後の上値はそうないという事になるが‥‥
そろそろ動きが出てきてもよさそうな感じがするのですが、なかなか大きく動くという感じにはなってきていません。
ドル円は節目として見てきた75日線を超え、日経平均も200日線を超えてきているので、レンジ抜けになったと見えなくもないのですが、本当にレンジ抜けとなっているのであれば、レンジ抜け後に上昇の勢いがもっと出てもおかしくありません。
しかし、今のところ、そういう感じの動き方にはなっていません。
という事は、まだレンジ抜けとはなっておらず、依然としてレンジ圏内の動きが続いている、と見るのが妥当のような感じがします。
TOPIXの動きとかを見ても、高値圏に位置しているものの、値動きが小さく、方向感が見えない動きがここ暫く続いています。
このTOPIXの6/24の安値以降の動きは、5波構成の斜行三角形(上値のラインと下値のラインが徐々に縮小していく形状)のパターンをやっているように見えなくもありません。
この見方に基づくと、今は斜行三角形の最後の5波目をやっているところという事になります。
仮にこの見方が正しいとすれば、TOPIXの6/24の安値以降の高値は、10/11につけた1362になるのですが、この高値をこの先抜けるような動きとなったとしても、上値はそれほどないという事になります。
一方、10/11につけた1362の高値を抜けた後もその勢いは衰えず、更にガンガン上値をとってくるという事になると、その見方は間違っている、という事になります。
どちらの見方がありなのかは、もう少し動向を見ないとわかりません。