前日の米国株市場は上げて始まりましたが、米国で新型コロナ感染拡大が続いていることで経済回復が遅れることへの懸念が台頭。
また米中対立への警戒感もくすぶったこともあり、買い手控えムードが広がり、NYダウは日中高値よりも550ドル程度上げ幅を縮めて終了。
ナスダックは2%程度下げて取引を終えました。
これをうけて今日の日経平均は22631円で寄り付き、150円程度下げて取引開始となりました。
12時45分に22538円まで下げた後は、安値圏でもみ合いの動きとなり、引けは▲197円の22587円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して1.9兆円台で、2兆円の大台を割れました。
米国株の上げ失速をうけ、昨日の上げは継続できずに反落で終了
昨日の大幅高でこれまで続いてきたもみ合いを上放れ、6/9につけた23185円の戻り高値を抜ける展開になるかと期待していたのですが、昨日のNY市場の伸び悩みをうけて、今日は反落となりました。
昨日のNY市場で、途中から上げ失速となったことで、NYダウの日足は上髭ありの小陰線の形状に。
また、これまで全体相場をけん引してきたナスダックは、前日の小陽線が陰線で包含される、所謂、包み足の形状が示現しています。
これらは、天井頭打ちが懸念される形状になるので、目先、今晩のNY市場がどう動くのか、注目されるところになります。
今のところ、為替相場で円高が進むような動きにはなっていないので、前日に続いて今晩も冴えないというような動きになる可能性は低いと思われます。
NY市場がすぐに切り返してくれば、前日の下げは一過性のもので、大勢には影響ないということになるのですが、前日の流れを引き継いで冴えない展開になると、先行きに不透明な感じが出てくることになります。
※明日から地方出張が入るので、更新が飛ぶ場合もあります。申し訳ないのですが、あらかじめご了承ください。