前日の米国株式市場は消費者物価指数の伸び率鈍化や、下院民主党が発表した法人税率引き上げ案への不安で売りが先行し、主要3指数が下落。
これをうけて今日の日経平均は30464円で寄り付き、200円程度下落してスタートしました。
11時6分に30347円まで下げ、一時下げ幅は300円を超える場面もありました。
ただ、そこからは押し目買いも流入し、日経平均は徐々に下げ幅を縮小する展開となり、大引けは▲158円の30511円で終了。
日経平均は4日ぶりに反落となりました。
売買代金は3.1兆円台でした。
NYダウが仮に調整局面入りの動きとなったとしても、それと連動して大きく崩れるという見込みは低いのではないか
日経平均はここまでの急騰で高値警戒感が出ていたこともあり、下落となりました。
8月半ばぐらいまではNYが上げても、日本株はそれに追随できずに安値を更新する動きだったのですが、8月20日に日経平均が安値をつけてからはその動きが一変。
NYダウが冴えない動きとなる中で、日本株が反騰する動きがこれまで続いてきました。
そのNYダウは9/10に一旦75日線を割れたのち、翌9/13に反発となりましたが、9/14に再度75日線を割り込み、9/10につけた安値34599も割り込む動きとなりました。
これまでNYダウは、6/18と7/19に一旦75日線を割り込む動きとなったことがあります。
しかし、この時はいずれも翌日にすぐに切り返して75日線を回復する動きとなりました。
ただ、今回は、9/10に一旦75日線を割れたのち、翌9/13に反発する形となったものの、9/14に再度75日線を割り込んで、9/10につけた安値34599も割り込む動きとなっています。
この動き方からすると、これまでとは動きが異なり、一旦ここから調整局面に入ってくるような感じもします。
NYダウが調整局面入りの動きとなると、日本株はここまで短期間に急騰してきたので、この先、NYダウの調整局面入りの動きをうけて、ここから足踏みの動きとなる可能性も出てきたようにも思われます。
ただ、日本株(日経平均)はやっと年間の高値を抜いてきた動きとなるので、NYダウが仮に調整局面入りの動きとなったとしても、それと連動して大きく崩れるという見込みは低いのではないかと考えております。