昨日のNY市場は、
NYダウは+0.36%、sp500は+0.39%、ナスダックは+0.34%と、3指数ともに上昇で終わり、それぞれ日中の高値で引ける展開でした。
ドル円は一時は114円に近いところまで上げたのですが、引けは113円台前半での引けとなっています。
NY市場は上昇だったのですが、ドル円がやや伸び悩んだ事もあり、シカゴの日経平均先物は、金曜日の日経平均の引けに近い水準での引けとなっています。
なお、日経平均はドル円の上昇につられて、18500円に近いところまで上げてきているのですが、
ドル円がここまで上昇している背景には、アメリカの長期金利の上昇があります。
アメリカの長期金利は、中期的には底入れだが、短期的には上げのペースが速すぎで巻き返しも想定される
アメリカの長期金利(10年国債)は、今年の7月初旬に1.4%割れで底入れしてから、今週の木曜日、金曜日に一時2.4%を超える水準をつけており、わずか4ヶ月半程度の間に70%以上の上昇となっています。
特に、11/7前後を境に急騰してきています。
ただ、チャートの動きを見ますと、1.8%あたりから2.3%近辺までは急激に上がってきたのですが、ここ数日の動きでは、やや上げのピッチが鈍くなってきているような感じがします。
中期スパンで見れば、アメリカの長期金利は今年の7月初旬に1.4%割れで底となり、ここからのトレンドとしては上昇基調(金利上昇)を辿るとみられるのですが、短期的には上げのペースが速すぎるので、いずれ巻き返しがくると思います。
アメリカの長期金利の上昇が止まれば、ドル円の上げも止まり、日経平均も反転してくるのではないかと想定されるので、米国長期金利の動向は注視していくところになるかと思われます。