前日の欧米市場の株安をうけて、今日は下落してスタート。
日経平均は27693円で寄り付き、300円以上下げて始まりました。
9時32分に27624円まで下げ、一時下げ幅は400円を超えました。
しかし、その後は、米株価指数先物が堅調な値動きをみせていたことで、投資家心理が改善。
後場に入ると継続的に押し目買いが入り、ほぼ一本調子に水準を戻し、+70円の28110円で終了。
日経平均は8連騰となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.1兆円台でした。
上放れの並び赤が示現
昨日の欧米市場が下げていたので、さすがに今日は一服するかと思われたのですが、引けにかけて切り返して8日続伸となりました。
日足の形状も、3/23にマドを空けて上げて陽線となり、本日それに並んで陽線が連続して立っているので、所謂、上放れの並び赤という形が示現しています。
陽線が並んだ翌日に、上寄りすれば、更なる上昇の前兆となると言われているので、明日の動きが注目されます。
なお、TOPIXは昨日から200日線(今日の時点で1962.36)を超え、また、今年に入ってからTOPIXの200日線は下向きの傾向が続いてきたのですが、一昨日から同線は上向きに転換しています。
本日から200日前は、昨年の6月1日になるのですが、この時の水準よりも上に位置していれば、200日線は上向き基調を維持することになります。
200日線は相場の中期的な方向性を示唆するものになりますので、これが上向き基調を維持していると相場の見方としては強気ということになります。
なお、昨年6月~8月までの間のTOPIXの最高値は6/16の1983.13でした。
なので、本日の引け値の水準(1981.56)以上を維持している限り、この先しばらくはTOPIXの200日線は下向きにはならないので、当面の間は強い展開が続くと想定しています。