今日の日経平均は+4円の19984円と、3日ぶりに反発。
売買代金は前日と同程度の2.3兆円台でした。
今日は19951円で寄り付いた後、9時51分に19908円まで下落。
そこからは戻り基調となり、14時8分には前日よりも40円程度高い20023円まで上げて、一時は2万円台を回復する場面もありました。
ただ、戻りはそこまでで、引けにかけては上げ幅を縮小。
最終的にはわずかながら前日を上回る水準での引けとなりました。
今日も為替が円高方向に振れた事が株価の戻りの足を引っ張る形となりました。
ドル円は日中、109円10銭割れとなり、昨日の安値を下回りました。
日経平均のEPSは1407円まで上昇。業績の好調さが相場を下支えする要因となるのでは
今日のドル円は、一時はドル高方向に振れる場面もあったのですが、戻りは鈍く、結局、円高基調は変わらずとなっています。
現状ではドル円の底打ち感はまだないので、今の感じで行くと、4/17につけた安値108円10銭程度をここから試しに行く展開となるのかもしれません。
ドル円が戻りに入ってこないと、株もなかなか上げ方向に入れないという感じなのですが、これまでも書いてきているように、従前と比べると為替と株との連動性が低くなってきているような感じがします。
以前は為替が円高に振れて直近の安値を割れてくると、株は売られるという感じになっていたのですが、ここ最近は売られはするものの、以前のように単純に下がるという感じにはなっていないような気がします。
今日も日中円高が進む場面もあったのですが、これまで売られてきた金融株等は比較的堅調でした。
為替との連動性が低くなってきている背景には、日本企業の業績が良いという点があると思います。
日経平均のEPS(1株あたり利益)は、ここ1~2か月の間で改善基調をたどり、今日の段階でEPSは1407円まで上げてきています。
日経平均のPERで見た場合、14倍がここ最近の下限となっており、ロシアゲート疑惑で急落した5/18もPERが14倍まで下落した後、日経平均は19449(5/18)から20229(6/2)まで反発となっています。
よって、仮に為替がここから更に円高方向に振れた場合であっても、日経平均で19700円程度(1407円の14倍)が下値ラインとなるのではないかと考えます。