今日の日経平均は+98円の19452円と反発。
売買代金は前日と同程度の1.7兆円台で、5日連続で2兆円割れ。
結局今週は、今晩のジャクソンホールでのイエレン議長とドラギ総裁の会見待ちという事で、薄商いで終始するかたちになりました。
なお、本日は、19401円で寄り付き、9時5分に19384円で日中安値をつけた後、14時22分に19485円をつける所まで上昇。
その後引けにかけてやや戻され、19452円で引けるという動きになりました。
今日は上髭を少しつけたものの、寄り値より引け値が高い陽線で、5日線(今日の時点で19403円)を引け値で超えました。
実体部分が小さい陽線ですが、陽線で5日線を超える形は久しぶりで、商い薄ではあったものの、引け方としてはややいい感じでの引けとなりました。
日経平均のここまでの動きは、6/20の20318円を高値として、昨日の安値19351円まで、967円下げるという動きになっています。
今日の時点で200日線が19297円まで来ているので、目先的には同線の近辺で持ちこたえる事ができるのかという点が焦点となります。
今週の売買代金は一度も2兆円を超えられず、様子見の1週間だった
ただ、仮にこの先、200日線で止まる事ができなかったとしても、
8/21の記事「まだ下げ止まりの兆しは見えないので、日経平均は200日線を一時的に割り込む可能性も考えられる」で書いたように、
同線を割れる動きは一時的なものとなるのではないかと考えます。
所謂、株のプロといわれる方の意見としては、不安材料が目白押しなので、ここからの下げに注意という意見が多いような感じもするのですが、
日経平均がじり安となっているものの、不安材料が多い割にはそれほど下げないという見方もできるので、地合いとしてはそれほど悪くないのではないかというのが、当方の現時点での見立てとなります。
なお、2年前の2015年の時は、8月~9月にかけて株が急落(※)したので、この再来があるのではとする見方もあるようなのですが、
8/18の記事「日経平均は続落で8/14の安値を割り込む。急落ではなく調整の動きが暫く続く形となるか?」でも書いたように、
その時と現在では状況が違うので、今の動きは急落の前触れではなく、調整の動きになるのではないかと考えています。
(※)この時は、2015年8月7日の記事「一旦仕切り直し」でも書いたように、持ち株はすべて処分し、ノーポジとしました。
ジャクソンホールでのイエレン議長の講演は日本時間25日午後11時から、ドラギ総裁の講演は26日午前4時から予定されているようなので、取りあえず目先的にはこの講演結果を受けて市場に動きが出てくるのかどうか、注目したいと思います。