前日のNY市場が続落した流れを受けて、今日の日経平均は22323円で寄り付き、260円程度安い水準でスタートしました。
ただ、寄り値が日中安値となり、切り返す動きとなり、昼休み時間中に発表された9月の中国貿易統計で輸出が予想を上回る伸びとなったことが安心材料となり、14時以降はプラス圏に浮上する展開に。
14時41分に22711円まで上昇しました。
そこから日中の高値水準で引ける形となり、日経平均は+103円の22694円で終了となりました。
売買代金は3.3兆円台で、前日に続いて3兆円の大台を超えました。
本日、日経平均は+0.46%の上昇でしたが、TOPIXは+0.03%の上昇で、TOPIXの上げがやや鈍いという1日でした。
ただ、マザーズ指数は+34.98の上げ(上昇率は+3.67%)となり、昨日の下げ幅▲48.2の72%程度を1日で戻す動きとなりました。
日経平均は短期間で下げのピッチがやや早かった事もあり、今日は反発となる
日経平均は24448(10/2)の高値から、今日の日中安値22323円まで、8日間(両端入れ)で▲2125円下げるかたちとなり、短期間で下げのピッチがやや早かった事もあり、今日は反発となりました。
現状、200日線が22507円に位置しており、昨日、今日と、ザラ場ベースでは同線を一時下回る動きになりましたが、引け値ベースではいずれも同線を維持する形になりました。
TOPIXについては昨日の段階で200日線を早々に下回る形になっているのですが、日経平均は何とかその水準を維持しています。
目先的には日経平均が200日線の水準を維持できるのか、という点が焦点になると見られます。
なお、200日線の水準をここから維持できるのか、という点は、日経平均だけでなく、NY市場においても言えることになるかと思われます。
昨日の時点で、NYダウの終値は25052で、200日線は25140に位置しているので、同線とのかい離は▲0.3%です。
同様に、s&p500の終値は2728で、200日線は2765に位置しているので、同線とのかい離は▲1.3%。
ナスダックの終値は7329で、200日線は7500に位置しているので、同線とのかい離は▲2.2%となっています。
現状では3指数ともに200日線の水準をやや下回る形になっているのですが、NY市場の3指数は、2016年1~2月の安値からここまでの上昇で、これまで200日線の水準を大きく下回ることなく上げてきました。
しかし、現状は、同線を維持できるかどうか、けっこうギリギリの水準にあります。
この先、同線を維持して反発してくれば、短期の調整という事になりますが、この水準を維持できないようであると、更に下値が広がる可能性があります。
よって、日米ともに主要指数が200日線の水準を維持できるかという点が、目先の焦点になると考えます。