今日の日経平均は、22298円で寄り付き小幅高で取引を開始したあと、後場入り後の12時42分に22269円まで下落。
一時は前日終値を下回る場面もありました。
しかし、安値圏では押し目買いに支えられ、そこからは反転方向に。
後場に入ると、断続的な先物買いが入り、上げ幅を広げる展開となり、今日は日中の高値で引ける動きとなりました。
日経平均は+277円の22549円で終了。
売買代金は前日よりも減少して2.4兆円台でした。
24448(10/2)の高値から昨日の安値22261円まで、9日間(両端入れ)で2187円下げる形となっていたのですが、今日は久しぶりに上げ幅を伴って反発となりました。
目先反発を入れたとしても、10/2からの調整局面はまだ継続と見るのが妥当と考える
昨日の記事で、「今週はどこかで数百円程度の戻りを入れる場面が入るのではないかと考えます」と書いたのですが、今日は反発し、200円以上上げる動きとなりました。
22261(10/15)の安値から今日の日中高値22549円まで、288円の反発となっているので、10/2~10/15までの下げ幅▲2187円に対する戻り率は13.1%となっています。
戻り率からするとまだ反発余地はあるので、明日以降、戻りを試す動きが続くのではないかと考えられます。
ただ、今日の段階で、日経平均は昨日22261円まで下げた後、反発しているので、9/7の安値である22172円は割れずに反転する形になっています。
しかし、TOPIXについては本日、1672まで下げているので、9/7の安値である1673を一時割り込む形になっています。
TOPIXは、8/16に1667で安値をつけた後、戻り方向にあったのですが、9/7の安値を本日一時的に下回ったことで、下値切り上げ型の形が崩れる形になりました。
一方で、日経平均は9/7の安値をまだ割れていないので、下値切り上げ型の形を維持しています。
日経平均をベースに考えると、下値切り上げ型の戻りはまだ崩れていないという事になりますが、TOPIXをベースに考えると、下値切り上げ型の戻りが崩れる兆しが出ているという事になります。
では、日経平均とTOPIX、どちらをベースに考えるべきかという事になるのですが、
10/2に直近のピークをつけた時、日経平均は1月の年初来高値を更新していたのに対して、TOPIXは1月の高値まで、まだだいぶ距離がある所に位置していました。
その後、相場は10/11に急落する形になったので、相場の実態としてはTOPIXの方がより実態に近い形を現していた、というように考える方が妥当のように感じられます。
となると、10/2の直近高値からの調整はまだ終わっていないという事になるので、仮にここから反発が継続しても、戻りはある程度限られてくるという事になるのではないかと考えます。