昨日のNY市場は上昇でしたが、日経平均は21906円で寄付き、前日よりも小幅安でスタートしました。
ただ、その後は、直近の戻りが急ピッチだったこともあり、利益確定売りが増加し、下げ幅を広げる展開に。
NTTドコモが料金値下げを表明し、それをきっかけに大手通信株が急落した事も指数を押し下げる要因となりました。
大引け前の14時58分に21628円まで下げ、最終的には▲232円の21687円で終了。
日経平均は3日ぶりに反落となりました。
売買代金は前日よりも減少したものの、3.2兆円台と、今日も3兆円の大台超えでした。
ここからの戻りで22250~22300円の水準を超える事ができるのかという点が目先の焦点
ここまで日経平均は、24448(10/2)の高値から20971(10/26)の安値まで、▲3477円の下落。
その後、20971(10/26)の安値から昨日の日中高値21920円まで、949円の上昇となっていたので、直近の下落幅に対する戻り率は、27.2%となっていました。
一昨日、昨日の急伸で、5日平均線とのかい離もやや開いていたので、ここでの下げはスピード調整での下げではないかと思われます。
なお、10/30の記事で、この先、「22261(10/15)を超えてくると、24448(10/2)から続く調整局面が終了となった可能性が強くなってくる」と書きました。
仮に、ここから22261(10/15)まで上がると、20971(10/26)の安値からの上げ幅は1290円。
直近の下げ幅(▲3477円)に対する戻り率は37.1%となります。
この水準は、戻り率の一般的な目安の一つになる、38.2%戻りの22299円に近い水準になります。
よって、ここからの戻りで22250~22300円の水準を超える事ができるのか否か、という点が目先の焦点になると思われます。
なお、当該水準を超えてくると、昨日の記事で書いた見方(21000円割れで底打ちし、そこから5波目の上げがスタートしているという見方)が更に強化される事になると考えます。
その他、「株はハロウィンに買え」というアノマリーがあります。
これは、10月末頃に買って翌年4月末頃に売ると好成績になりやすい、という経験則になります。
ここまでの動き方を見る限りでは、今年はこのアノマリーが有効になるのではないかという感じがしていますが、まあ、どうなるでしょうか。