前週末の米国株が急落したことを受け、朝方からリスク回避ムードが強く、日経平均は21319円で寄り付き、300円以上下げてスタート。
その後、9時35分に21169円まで下げて、11/21のザラ場安値21243円を割り込み、一時、下げ幅は500円を超えました。
ただ、そこから売り込む動きは限られ、安値圏で一進一退となるかたちに。
大引けは▲459円の21219円で終了となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台でした。
なお、先週金曜日の日中安値が21506円に対して、今日の同高値は21365円だったので、前日よりも140円程度マドを空けて下げる形になりました。
また、今日は21169円まで下げたので、10/26につけた安値20971円にあと200円程度に迫る場面も見られました。
日経平均PERは、とうとう12倍割れとなる
今日の日経平均は11/21の引け値21507円、およびザラバ安値21243円を下回って引けました。
これにより、10/26につけた安値20971円をいずれ割り込んでくる可能性が高くなりました。
なお、今日の段階で日経平均EPS(1株当たり利益)は1777円で、日経平均PERは11.94倍まで低下。
直近における最低水準は12/6につけた12.09倍だったのですが、この水準を下回り、とうとう日経平均PERは11倍まで落ちてくる形になりました。
日経平均PERのフェアバリュー(適正価値)は14~16倍なので、割安感が更に強まる形になっていますが、
12/6の記事でも書いたように、24448(10/2)の高値からの調整波動が終了していないため、割安圏が強まってはいるものの、まだ下げは止まらないと思われます。
その他、12/7の記事で、20971(10/26)の安値を割れた所で目先底入れとなる可能性が高くなるのでは、という記事を書いたのですが、前述したように今日、11/21の安値を割れたので、20971(10/26)の安値を割り込んでくる可能性は高いと考えます。
なお、今週、安値割れとなる展開を想定しているので、ここからは日経平均の下値を見極めていく所になると考えます。