今日の日経平均は▲226円の20166円で終了。
4日続落で、連日で年初来安値を更新となりました。
前日の米国株の下落や円高進行が重しとなった他、マティス米国防長官の退任表明でリスク回避姿勢が強まり、20310円で寄り付いた後、11時26分に20006円まで下落。
節目となる、20000円ギリギリのラインまで落ちる場面もありました。
その後は引けにかけて戻す形になりましたが、200円以上下げて取引を終えました。
今日は下値で押し目の買いも入ったようで、売買代金は前日よりも増加して3.5兆円台と膨らみました。
なお、連日の安値更新となったこともあり、新安値銘柄は1298で、昨日に続き、1000の大台超えとなりました。
指標面から 割安感は強まる形になっているが、 現状はまだ 「やや売られすぎ」 の状況で、「売られすぎ」の所まではいっていないのでは?
本日、値上がり銘柄が225に対して、値下がり銘柄は1886で、騰落レシオ(25日)は68.95%まで低下。
70%割れとなり、60%台まで低下する形になりました。
日経平均EPS(1株あたり利益)は1792円で、12/13につけた最高値1794円に近い水準に位置しているにもかかわらず、株価の低迷が続いていることで、日経平均PERは11.25倍まで低下しており、割安感はより一層強まる形になっています。
各指標面からみますと、割安ゾーンに入ってきているとは言えるのですが、NY市場の下げが止まらない状況にあるため、日本株の低迷も続く構図になっています。
なお、日経平均は、NYダウが10月につけた安値水準を割り込む動きにある中にあっても、同安値水準を割れずに持ちこたえていました。
が、一昨日に安値割れとなってから、底割れするような感じで下げに勢いがついてきている感じになっています。
このような状況にあるため、指標面から割安と見られるサインも出つつあります。
しかし、ここまでの状況からすると、現時点の状況は「やや売られすぎ」の水準にあるのかと思われます。
普通の環境であれば、「やや売られすぎ」の段階で反転となる可能性はあるのですが、現状は市場環境が悪化しているため、この段階で反転してくる可能性は低いように思われます。
ここまで4日続落で、21871(12/3)から1800円近く下落しているため、どこかで一旦短期的には戻す場面もあるかもしれません。
しかし、現時点から更に一段下押しし、「売られすぎ」のゾーンに入った水準で反転となるパターンとなる可能性が高いのではないかと現時点では考えております。