本日は連日上昇した後の短期的な過熱感もあり、朝方から利益確定売りが先行。
日経平均は21712円で寄り付き、100円程度安い水準でスタートしました。
その後、9時37分に21798円まで戻したものの、そこからは再び売りに押され、11時10分には21659円まで下落しました。
ただ、そこからさらに売り込む動きにはならず、安値圏でもみ合う展開となり、引けにかけてやや下げ幅を縮めて▲95円の21726円で終了。
日経平均は昨日、21641~21740円でマドを空けて上昇したのですが、今日はそのマドを埋める動きとなりました。
売買代金は前日よりもやや減少して2兆円台でした。
真正のゴールデンクロス示現となるためには、75日線が上向きに転じる必要がある
昨日の記事で、明日か明後日にも、日経平均も ゴールデンクロス(GC)示現となりそう、と書いたのですが、今日の時点で日経平均の25日線が21139円に対して75日線は21115円となったので、TOPIXに続き、日経平均もGC示現となりました。
これは先行き強気で見られる要素になりますが、75日線が低下傾向にある中でのGC示現なので、真正のゴールデンクロスとは言えません。
(GC示現となってもダマシとなるケースもあるので、GCが示現したからといって、単純に強気で見る事はできません)
75日線が上向きにある中で示現するGCが真正のゴールデンクロスとなるので、先行きを強気で見て行くためには、同線がここから上向きに転じる必要があります。
なお、75日線が上向くためには、75日前の終値を今日の時点の終値が超えてくる必要があります。
本日時点で75日前の終値は22200円あたりに位置しているので、75日線が上向いてくるためにはもう暫く時間(※)がかかりそうな感じです。
(※)仮に今の株価水準を維持したまま、あと3~4週間程度経過すると、75日前の終値の水準が21500円あたりに下がってくるので、同線が上向きに転じます。