米紙の報道で、米中が3月中にも通商合意を結ぶ可能性があると伝わり、朝方から買いが先行。
日経平均は21812円で寄り付き、早々に先週金曜日につけた戻り高値21641円を更新し、200円以上高い水準でスタートしました。
その後、10時27分に21740円まで下押ししたものの、そこから切り返しに転じて後場入り後の12時58分には21860円まで上昇。
日中の高値をつけました。
以降は高値圏で保ち合いとなり、+219円の21822円で終了。
続伸で取引を終えました。
売買代金は前日よりも増加して2.1兆円台でした。
先週金曜日の日中高値が21641円に対して、今日の同安値は21740円だったので、前営業日よりも100円程度マドを空けて上昇する形になりました。
明日か明後日にも、日経平均も ゴールデンクロス示現となりそう
日経平均は続伸で、終値で昨年12月13日以来となる21800円台を回復しました。
売買代金は2.1兆円台で、相変わらず商いに盛り上がりは欠けているものの、戻り基調は継続で22000円の大台に接近してきました。
なお、先週金曜日にTOPIXは、25日線が75日線を上に抜けるゴールデンクロス(GC)を示現しました。
今日の時点で日経平均の25日線は21096円で、75日線は21125円なので、日経平均はまだGC示現となっていません。
ただ、25日線と75日線の開きは30円程度なので、明日か明後日にも日経平均もGC示現となりそうな感じです。
基本的にこの点は強気要素となるのですが、ここから先で一つの壁となりそうなのが200日線のラインです。
今日の時点で200日線は22048円に位置しています。
同線は昨年の10月10日まで上昇基調にあったのですが、その翌日から下落基調に転換。
以降、本日に至るまで、約5か月程度、継続して下落しています。
200日線は中期的なトレンドを現しているので、これが下向きという事は、中期トレンドは下向きという事になります。
よって、日経平均は18948(12/26)から戻り基調にあるのですが、下落トレンドにある中での戻り局面というのが現時点におけるメインの見方になります。
この見方を修正するためには、200日線が上向きとなる必要があります。
同線が上向きとなるためには、少なくともここからの戻りで200日線を超えなければならないので、この先、200日線を超えられるかどうかが、一つの大きなポイントになります。