今日の東京市場は、予想以上にハト派ととらえられたFOMCの結果発表を受けて、米国株が上昇した流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行。
日経平均は21713円で寄り付き、高寄りでスタートしました。
ただ、寄り値が日中の高値で、1ドル110円台に振れた円高が意識されてそこからは伸び悩む展開となり、11時15分に21542円まで下落。
前日比で60円程度マイナスとなる場面もありました。
その後は、半導体関連株には買いが入り、指数を下支えする形となり、再度プラス圏に浮上。
最終的には+18円の21627円で終了。
日経平均は続伸で引けました。
商いは膨らみ、売買代金は2.6兆円台で、今日は2.5兆円を超えました。
為替はやや円高方向に振れる動きで、ドイツのDAX指数等もここにきてやや軟化するような動きとなっている
本日は寄付きで21713円まで上昇し、20938(3/11)の安値以降の高値である21614(3/20)を超えてきました。
これで、20938(3/11)からの戻りは、今日の時点で9日目(両端入れ)となりました。
3/20の記事で書いたように、現状は、21860(3/4)の戻り高値から日柄面での調整が継続している形になり、流れ的にはここからもう一度下落して、21860(3/4)の戻り高値からの調整を終えるというパターンになるのではないかと考えています。
しかし、本日も20938(3/11)の安値からの戻りが継続する形となり、一時、21713円まで上げ、21860(3/4)の戻り高値まで、あと150円程度にまで迫る場面もありました。
動きとしては、想定よりも強く、なかなか下押しするような動きになってきません。
ただ、ここにきて、為替はやや円高方向に振れる動きとなっており、ドイツのDAX指数等もやや軟化するような動きとなっています。
この点からしますと、やはり、ここらあたりで、そろそろ一押しあってもおかしくないような感じもします。
なお、本日発表された投資部門別の売買状況で、外国人の先物売買は3月第2週も買い越しで、外国人の先物の買い越しは11週連続まで延びました。
外国人の先物の買い越しは、年初からずっと継続してきていますので、こちらもそろそろ一旦、売り越しに転じてもおかしくないようにも思われます。
というわけで、これまで戻り基調が継続する形となっていますが、来週あたりは一旦、売りに押されるような場面があるのではないかと考えます。