朝方は、円安・ドル高を支えに買いが先行し、日経平均は21782円でスタートしました。
そこから利益確定売りに押され下げに転じて、9時27分には21698円まで下げる場面もありました。
ただ、それ以上売り込む動きにはつながらず、円安歩調とともに切り返しの流れとなり、大引け前の14時52分には21878円まで上昇。
そのまま日中の高値圏で引け、+159円の21870円で終了。
日経平均は続伸となりました。
なお、本日はオプションSQで、SQ値は21870円でしたので、同値とほぼ同じ水準で引ける形になりました。
売買代金は前日よりも増加して2.2兆円台でした。
TOPIXは小安く終わったが、日経平均は引け値ベースの戻り高値を超えてくる
今年に入ってからは1月を除いて、SQの日は荒れており、2月、3月といずれも日経平均は400円以上、下げる形になっているので、今回もその可能性はあるかと思い、4/8の記事では「オプションSQの4月12日に向けてひと波乱あるかもしれない」という記事を書きました。
しかし、昨日までの段階で特段、妙な動きは見られなかったので、昨日の記事では「懸念した点は、どうやら杞憂で終わりそうな感じもします」と書きました。
そして、「明日のSQを無事通過した場合、そこから動意づいて再度戻り高値抜けを目指せるかという点が次なる焦点になる」という事も書きました。
で、本日は、TOPIXは小幅安で終わったものの、日経平均は+159円の21870円で終了。
昨年12月26日につけた安値18948円以降のザラバベースの高値21900円(4/8)は超えられませんでしたが、引け値ベースの戻り高値は超えてきました。
そして、夜間市場に入ってから日経平均先物は上値を切り上げる動きとなっており、一時22060円をつけるところまで上げています。
日経平均は昨年10月から低下傾向にある200日線(今日の時点で21888円)を超えられるのか、という点が一つポイントになっているのですが、このままいくと、来週月曜日にも同水準を超えてきそうな感じです。
3/4に21860円の高値をつけてから21000円台で1ヶ月近く揉み合う動きが続いてきたので、22000円を超える形になるとレンジ上放れとなり、動きが出てくる事になると考えます。