トランプ米大統領が週内の米中通商合意は可能との認識を示したことで、朝方は株価
指数先物を買い戻す動きが先行。
日経平均は21431円で寄り付いた後、上海株の上げ幅拡大などを背景に10時59分に21584円まで上昇。
前日比で180円程度プラスになる場面もありました。
しかし、米国の対中関税引き上げ期限となる日本時間午後1時1分が接近すると投機筋の先物売りが出て、後場に入ると下げに転換。
13時34分に21175円まで下げ、今度は一転して230円程度下落する動きとなりました。
その後は大引けにかけて下げ渋る動きとなり、▲57円の21344円で終了。
日経平均は5日続落となりました。
売買代金は前日よりも増加して3.1兆円台でした。
今回もSQに向けて下げる動きか?
今日の騰落数は、値上がり1055銘柄に対し、値下がりが1004銘柄だったので、上げと下げがほぼ拮抗するような形でした。
騰落レシオ(25日)は昨日79%まで低下したのですが、今日は前日よりも上げて84.4%でした。
日経平均は22362(4/24)で戻り高値をつけてから下げに転じ、今日の安値21175円まで1187円の下げとなっています。
ただ、ここでの下げは、戻り基調から下げ方向に転換しての下落ではなく、5/8の記事で書いたように、オプションSQに向けた下げになるのではないかと考えています。
なお、オプションSQに向けて下げるという動きは、2月、3月でも見られました。
2月のSQの時は2/8(金)のSQ日が安値となって以降は反発。
3月のSQの時はSQの翌営業日の3/11(月)が安値となって反発する形になっています。
今回もここで22362(4/24)からの安値をつけたか否かはまだわかりません。
が、取り敢えずこの近辺で一旦反発に転じてくるのではないかと考えますが、どうでしょうか?