昨日のNY市場は休場で、今日の日経平均は21187円で寄り付き、前日とほぼ同値でスタートしました。
そこからは、トランプ米大統領が日米通商協議について夏の参院選まで取引を待つとの姿勢を示したことで、自動車関税の引き上げや為替条項などへの警戒が低下。
自動車やハイテク株など、輸出系セクターの買い戻しを誘ったことで、9時56分には21297円まで上昇。
昨日の日中高値21232円は超えてきました。
ただ、それ以降は伸び悩みとなり、+77円の21260円で取引を終了。
日経平均は続伸で、TOPIXは3日続伸となりました。
なお、本日はMSCI定期銘柄見直しに伴う売買があったこともあり、売買代金は前日よりも大きく増えて2.9兆円台でした。
マザーズ指数は一足早く、5/20の戻り高値を抜けてくる
本日の日経平均は続伸で、5日線(今日の時点で21198円)を超えてきました。
ただ、日中高値は21297円までなので、5/20につけた21430円はまだ抜ける事ができていません。
昨日の記事で、「21430(5/20)の戻り高値を超えてくると、22362(4/24)からの調整は20751(5/14)で終わったという可能性も出てくるような感じもします」という事を書いたのですが、同高値を抜けるまであと少し、という所となっています。
なお、日経平均は5/20の戻り高値を超える事ができていないのですが、今日はマザーズ指数は大幅上昇で、+2.89%の上げとなっています。
同指数の5/20の戻り高値は898.73だったのですが、今日は921.43まで上昇。
日中の高値で引ける形となっているので、マザーズ指数については一足早く、同戻り高値を抜けるという動きになっています。
その他、新債券王と呼ばれるジェフリー・ガンドラックが、ビットコインは株式市場の投機的ムードを測るうえで有効な先行指標になるとしています。
そのビットコインは、年初は3000ドル台で低迷していたのですが、4月に入ってから騰勢を強め、直近では8700ドル程度まで上げてきています。
ビットコインが先月辺りから騰勢を強めてきているのは、投機的ムードの高まりを受けて、という事になるのであれば、その流れが米国株の上げに波及して、それをうけて日経平均も再び戻り基調に回帰するという展開になってもおかしくないのではないかとも思うのですが、果たしてどうでしょうか。