先週金曜日のNY市場は、NYダウは▲17の26089、s&p500は▲4.6の2886で、それぞれ小幅下落で終了。
これをうけて今日の日経平均は21094円で寄り付き、20円程度安い水準でスタート。
その後、9時7分に21044円まで下落しました。
ただそこからは、大規模デモの影響が懸念された香港のハンセン指数が高く始まると安心感が広がり、為替がやや円安傾向に振れた事も支えとなり、プラス圏に浮上。
10時51分に21185円まで上昇しました。
しかし、午後に入ると重要イベントを控えて様子見ムードが強まり、小動きに終始。
日経平均は+7円の21124円で取引を終了。小幅ながら続伸で引けとなりました。
全般的に様子見ムードが強かった事もあり、商いは今日も閑散。売買代金は1.6兆円台で、2兆円に届かずでした。
テクニカル面でもイベント面でも、注目されるタイミングになる
6/14の記事で、「今晩のNY市場が上昇し、一目均衡表の雲の上限を超えられるのか、という点が目先の注目ポイントになると考えます」と書いたのですが、NY市場は結局小幅安で取引を終えました。
ただ、一目均衡表の雲の上限に接近しているという状況は変わらずなので、ここから雲の上限を超えられるのか、という点は引き続き注目されるポイントになります。
なお、6/13の記事で書いたように、日経平均は明日6/18(火)に一目均衡表の雲がクロスします。
そして、NYダウについても6/19~20にかけて一目均衡表の雲がクロスします。
雲がクロスするタイミングは、相場の方向性が変化する可能性があるのですが、今週は6/18~19にFOMCが、6/20に日銀会合があり、日米で金融政策を決めるイベントがあります。
日銀会合は特に動きはないでしょうが、FOMCは6月4日にFRB議長が利下げの可能性を示唆した後に開かれるものになるので、どのような発言がなされるのか、注目されるところです。
というわけで、テクニカル面でもイベント面でも、今週は相場の方向性に変化が出てくるタイミングにあるような感じがします。
果たして、ここで変化が現れて、ここから夏場にかけて最後の上げとなる展開となるのでしょうか。
どう動いてくるのか、注目される所です。