米中貿易交渉への不透明感が台頭し、昨日のNY市場は小幅に下落でしたが、日経平均は21526円で寄り付き、180円程度安い水準でスタート。
その後、11時23分に21476円まで下げ、一時21500円台を割れる場面もありました。
そこから14時7分に21589円まで戻したものの、引けにかけて値を落とす動きとなり、最後は▲187円の21521円で終了。
日経平均は反落となりました。
ただ、今日は下落となったものの、売買代金は前日よりも増加して2.6兆円台。
2兆円の大台を久しぶりに大きく上回る形となりました。
今日の下げは、重要イベントを前にして、仕掛け的な売りで値を下げた、という感じか?
昨日の日中安値が21665円に対して、今日の同高値は21589円なので、本日は、前日よりも70円程度マドを空けての下げでした。
昨日のNYダウの下落率が▲0.09%に対して、日経平均の下落率が▲0.86%なので、NYの下げの割には日経平均の下落幅が大きいというかたちになりました。
今日はマドを空けて下げるような状況ではなかったと思うのですが、今晩のFOMCを前にして、仕掛け的な売りで値を下げた、という感じになるのではないかと考えます。
なお、今晩のFOMCで利下げはほぼ確実と見られていますが、この結果をうけてマーケットがどう動くのかは注目されるところになります。
昨日の記事でも書いたように、現状、日経平均は一目均衡表の雲の上限(21698円)が一つの壁となり、上に行けそうで行けないという動きが7月から続いています。
仮に雲の上限を明確に抜けてくるとしたら、何かイベントがあって、それをきっかけに上に行く形になると思いますので、今晩のFOMCがそのきっかけにならないか、期待しています。
今晩のFOMCをうけて、やっと市場に動きが出てくるのか? それともそれはまだで、FOMCは動き出すきっかけとはならないのか?
どう動いてくるのか、注目したいと思います。
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