サウジの石油施設への攻撃による中東情勢の緊迫化や原油急騰を背景に、前日の米国株式が下落した流れを受けて、今日は売りが先行。
日経平均は21947円で寄り付いた後、9時3分に21878円まで下落し、100円程度下げました。
しかしそこから切り返しに転じ、10時41分には22041円まで上昇。
先週金曜日の日中高値22019円を20円程度上回りました。
そこからマイナス圏入りしたものの、再度持ち直す動きとなり、大引けにかけては小高い水準で推移。
日経平均は+13円の22001円で終了しました。
これで日経平均は10日続伸となり、2017年10月2日~24日の16連騰以来の連続上昇となりました。
売買代金は前日よりも減少したものの、2.4兆円台とまずまずの水準でした。
日経平均の中期的なトレンドをあらわす200日線は、先週の木曜日から、わずかながら上昇に転じてきているが……
日経平均は今日も上昇で、連続上昇は10日まで伸びました。
また、引け値ベースで22000円台にのせ、4月26日以来、約4.5ヶ月ぶりに大台回復となりました。
なお、日経平均の中期的なトレンドをあらわす200日線は、2018年10月から基本的に下降トレンドを辿ってきました。
しかし、これが先週の木曜日から、わずかながらではありますが、上げ方向に転換してきています。
基本的に200日線が下向きの間は、トレンドも下向きと見られるので、反発してもそれは一時的な戻りとみるのが適当になります。
しかし、現状、200日線が上向きに変わりつつあるので、トレンドが下向きから上向きに変化した可能性も出てきつつあるとは思います。
ただし、これがあと2週間程度経過する(つまり、10月に入る)と、昨年12月に起きた急落の影響から、今から200日前の終値の水準が急激に切り下がるかたちになるので、それにあわせて急落が起きる可能性もあるのではないかと現状では見ています。
というわけで、今日も上げとなり、依然として強い地合いが継続していますが、10月以降もこの動きが続くのかは?ではないか、と考えております。