朝方は、ECBの量的緩和再開や、米中貿易協議の進展期待を背景にした前日の米国株高や円安・ドル高を受け、今日も買いが先行。
日経平均は21907円で寄り付き、前日よりも150円程度高い水準でスタートしました。
9時20分に21820円まで一旦押した後、上値を切り上げる展開となり、大引け前の15時に22019円まで上昇。
久しぶりに22000円台をつけました。
引けは+228円の21988円で終了。
日経平均の続伸は9日まで伸びました。
本日は日経平均先物・オプション9月限のメジャーSQでだったこともあり、売買代金は増加して3.3兆円台でした。
当初想定よりも上値が伸びているが、調整過程の中での戻りによる上げという見方自体に変化はなし
昨日の記事で、仮に今日マド空けで下げて、アイランドリバーサルが示現すると、戻り終了を示唆することになるのかもしれない、と書いたのですが、ハズレでした。
また、9/6の記事で、今週前半辺りで戻りが止まるかもと書いたのですが、この見方もハズレで、週の後半に入っても上げの勢いは止まらずとなっています。
なお、今日のSQ値は21981円だったのですが、引け値ベースでこれを超えてきたので、幻のSQにはならずでした。
このため、来週以降もこの流れがまだ継続するのかもしれません。
8/30の記事で、20782(8/9)の戻り高値を超えてくると、短期的には急伸する可能性もあると書いたのですが、その時点では、急伸してもその上げは長くは続かないと見ていました。
しかし、9/5に436円高となり、20782(8/9)の戻り高値を超えてから上げに勢いがつく形になり、続伸はとうとう9日まで伸びました。
21823(7/25)の戻り高値も超えて、今日は一時22000円をつけるところまで上げてきているので、4/24につけた今年の高値22362円をここから超えてくるのかもしれません。
ただ、ここでの上げは、上げトレンドに転換しての上昇ではなく、あくまでの調整過程の中での戻りによる上げという見方自体に変化はありません。
よって、仮にまだ戻りが続いたとしても、昨年つけたアベノミクス相場以降の最高値24448円まで届くという事は、ないと考えます。