前日の米国株高や為替の円安に加え、米中通商交渉で中国が譲歩する姿勢を示したことが投資家心理を好転させ、今日は朝方から買いが先行。
日経平均は21761円で寄り付き、今日も高くスタートしました。
その後の安値は9時40分の21743円で、13時22分には21825円まで上げ、7/25につけた戻り高値21823円を2円ほど上にいきました。
そこから大引けにかけて上げ幅を縮小したものの、高値水準は維持して+161円の21759円で終了。
今日も上げたことで、日経平均は8日続伸となりました。
売買代金は2.7兆円台で、本日も2兆円台の後半まで商いが膨らみました。
地合いとしては強いような感じもするが……
昨日の日中高値が21619円に対して、今日の同安値が21743円なので、前日よりも120円程度マドを空けて上げるかたちになりました。
今日は、7/25につけた戻り高値21823円も抜けてきたので、現状の相場の地合いとしては強いような感じもします。
ただ、今日の日中値幅は82円で、売買代金が膨らみ、上げてきた割には、日中の値動きに乏しい1日でした。
また、寄り値近辺でクローズする形になったので、日足の形状は十字線となっています。
その他、夜間市場に入ってから、為替が円高方向に振れていることもあり、日経平均先物は直近で50円程度マイナスの21580円となっています。
仮に明日マドを空けて下げて始まり、そのままマドを埋められずに下落して終わると、9/11~13の日足でアイランドリバーサルの形状が示現することになります。
アイランドリバーサルの示現は、トレンドの転換を示唆するものになるので、明日、どのような動き方をしてくるのかは目先ポイントになると思います。
なお、仮にアイランドリバーサルが示現することになると、20110(8/6)から続いてきた戻り相場が今日の高値21825円で終わった可能性も出てくるので、明日の動き方は要注目になるかと思われます。