昨晩のFOMCの結果をうけて、前日の米国株市場で主要3指数が上昇。
これをうけて、今日の東京市場は買い先行でスタートし、日経平均は22910円で寄り付きました。
そこから9時41分に22988円まで上昇。
一時、10/29につけた23008円の高値に迫る場面もありましたが、23000円の大台には届かずに失速。
11時10分に22875円まで値を下げましたが、その後はやや持ち直す動きとなり、+83円の22927円で終了。
日経平均は反発となりました。
なお、売買代金は2.7兆円台で、前日よりは減少しましたが、2.5兆円を超えて、商いはそこそこの水準でした。
じりじりと上値を伸ばす感じの値動きが続く
昨晩のFOMCでは、市場の予想通り利下げを決定。
パウエル議長が今後の追加利下げがないことを示唆したものの、NY市場に特に失望感は広がらなかったので、今日の東京市場は堅調でした。
なお、昨日のNY市場で、NYダウとナスダックは未だ高値更新とはならずでしたが、s&p500は連日の高値更新となっています。
日米ともに、株価は高値水準に位置していますが、勢いよく高値を抜いてくるというよりは、じりじりと上値を伸ばしてきているという感じの動きになっています。
まだ暫くはこのような動きが続くと思いますが、株価が高値圏の水準にあるにもかかわらず、金の値動きが底堅い点は気になるところです。
金先物は、5/27の安値1286から上げに転じ、9/4に1566の高値まで買われました。
そこから調整に入り、10/1に1465まで下落しましたが、それ以上下値は切り下がらずに直近では1510程度まで戻す動きになっています。
基本的に金は、マーケットの不安心理が高まった時に買われる傾向にあるのですが、株価の値動きが堅調で高値水準まで買われているにもかかわらず、金の価格はそれほど下がらずにもみ合う動きになっているという点は、今後の先行きを考える上で気になるところになります。