前日のNY市場では、米中通商合意を巡って相反する情報が飛び交い、投資家に警戒感を与えたこともあり、主要3指数が下落。
為替のドル円が円高基調で推移していたことなども嫌気され、朝方は売り先行で開始。
日経平均は22730円で寄り付いた後、9時3分に22705円まで下落。
一時、200円以上下げました。
しかしそこから切り返しに転じ、引けにかけて戻り歩調が継続。
大引け前の14時59分に22852円まで戻り、▲76円の22850円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少したものの、2.3兆円台で、2兆円の大台は維持しました。
NYダウとナスダックは、いずれ高値更新となると考えているが……
前日のNYの為替市場で円高が進み、ドル円はやや下げ幅が広がり、5日線を割り込む動きでした。
NY株式市場もそれをうけて下げがやや大きくなったのですが、最終的に下げ幅を縮めて終了したので、日足の形状は下ひげありの陰線引けでした。
これをうけた今日の東京市場も、最初こそやや大きく売られたものの、引けにかけて戻り歩調となり、マイナスとなったものの、日足の形状は陽線となる形でした。
今日は窓を空けて下がるスタートとなったので、仮にそのままマドを埋めることができずに5日線を割り込む形で陰線で引けたりすると、ここまで続いてきた戻り相場に第一の黄色信号が点灯する可能性もありました。
しかし、引けにかけて戻る形になり、朝方空けたマドを埋め(※)、日足の形状も陽線で引ける形になったので、まだ戻り相場は続くのではないかと考えます。
(※)正確にいうと、日経平均の昨日の日中安値が22875円に対して、今日の同高値は22852円なので、15円ほどマドを空けている形になります。ただ、TOPIXは完全にマドを埋める形になっています。
なお、NY市場で、s&p500は10/30に3050まで上げ、高値更新となっているのですが、NYダウとナスダックはまだ高値更新とはなっていません。
が、10/29の記事で書いたように、ここから高値抜けとなってくるのではないかと現状では想定しています。
しかし、仮に想定通り高値を抜けたとしても、そこから動きが鈍くなれば、先行き反落(急落)の可能性も出てくると想定されるので、そうなった場合にそこからどう動いてくるのかという点が、目先的には注目される所になるのではないかと考えています。
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