前日の米国株式市場は、米中貿易交渉の進展期待の高まりを背景に、主要3指数が過去最高値を更新。
これをうけて日経平均は23118円で寄り付き、高寄りでスタート。
昼休みの時間帯に上海総合指数が持ち直して上げ基調を強めたこともあり、後場に入ると更に上げ幅を広げ、13時35分には23328円まで上昇。
一時470円以上、上げる場面もありました。
今日はそのまま高値圏で取引を終え、+401円の23251円で引けました。
日経平均は大幅反発で、年初来高値を更新するかたちになりました。
商いも大きく増えて、売買代金は3兆円台にのせました。
ここから上げ拡大となるのか、それとも、上げの勢いが鈍化してくるのか?
これまでNY市場では、s&p500が最初に高値更新となり、次いでナスダックが高値を抜け、あとはNYダウを残すのみとなっていました。
それが昨日、約3.5ヶ月ぶりに7/16につけた27398の高値を抜けてきたので、主要3指数がそろって過去最高値を更新する形になりました。
これで主要3指数が高値抜けとなったのですが、ここから先、どう動いてくるのかが、今後の行方を考えて行くうえで、重要なポイントになってきます。
なお、10月29日の記事では、次のような事を書きました。
①s&p500は拡大三角形のチャートパターンをやっていると見られる。
②仮に拡大三角形がまだ継続中であれば、2018年1月の高値2872、2018年9月の高値2940、2019年7月の高値3027を結んだラインが上値抵抗ラインになると思われる。
③現状、上値抵抗ラインが3070~3080あたりに位置している。
昨日の段階で、s&p500は3078まで上げてきています。(日中高値は3085)
よって、直近で、上記で書いた上値抵抗ラインまで上げてきていることになります。
ここで特段失速することがなければ、更に上げ幅を拡大する形になると思われます。
一方、ここから上げの勢いが鈍化してくると、この先、急落が発生する可能性が出てくるので、要注意となります。
ここから上げ拡大となるのか、それとも、上げの勢いが鈍化してくるのか?
今後の先行きを考えて行くうえで、重要なポイントになってくるので、ここからのNY株の動向は要注目です。