前日のNY市場は高安マチマチで、方向性に欠ける展開でした。
これをうけた今日の日経平均は23283円で寄り付き、小幅安でスタート。
その後、9時40分に23336円まで上げ、前日の高値23352円に近付く場面がありました。
しかしそこから下げに転じて後場入り後の12時30分に23253円まで下落し、再度マイナスとなりました。
ただ、それ以上売り込む動きは広がずに引けにかけて戻る展開となり、+26円の23330円で終了。
日経平均は小幅ながらもプラスで、3日続伸となりました。
売買代金は2.3兆円台でした。
日経平均EPSは今年の7/25につけた最高値を超えられない状況が続く
今日は日中の高値が23336円に対して、同安値が23253円だったので、日中値幅は80円程度で、100円に満たず小動きの1日でした。
なお、今日の日中は動意薄だったのですが、夜間市場に入ってから日経平均先物は買われており、一時23610円をつけるところまで上げています。
この流れからすると、明日は23500円を超えてきそうな感じです。
日経平均は昨年12月26日に18948円の安値をつけてから上昇に転じ、昨日の日中高値23352円まで、4404円上げてきてます。
この点からみても、今の戻り相場はけっこういい所まで上げてきていると言えるのですが、現状は戻りに勢いがついている状況にあるので、どこでトップアウトするのか、見極めるのが難しく、とりあえず行きく所までいかないと上げは止まらないのではないかと思われます。
なお、強い地合いが継続してはいるのですが、直近の決算発表をうけて日経平均EPS(1株あたり利益)の伸びが鈍化している点は懸念要素です。
これまでは、株価の上昇と日経平均EPSの上昇は連動してきていましたが、同EPSは今年の7月25日に1795円をつけたのが最高値で、以降、この高値を抜けることができない状況が続いています。
今日の時点の日経平均EPSも、前日の1741円から1696円まで低下し、久しぶりに1700円台を割れるかたちになっています。
というわけで、今は業績の伸びが伴わない株価上昇になってきつつある感じもします。
今は売り方の買い戻しといった需給要因で上げる相場になっているので、業績の伸びが伴わないのでというのはあまり関係ないので、取り敢えずこの勢いがどこまで持続するのか、見て行くところになるかと思われます。