前日の米国株式市場で、米中通商協議を巡るトランプ大統領の前向きなコメントがフォロー要因となり、主要3指数が最高値を更新して終了。
為替市場もドル円が底堅い動きだったことも追い風となり、日経平均は23452円で寄り付き、続伸でスタートしました。
9時28分に23507円まで上げ、23500円台を回復する場面もあったのですが、そこから失速して約10分後の9時37分には23418円まで下落して日中安値をつけました。
それ以降はもみ合う動きとなり、最終的に+64円の23437円で終了。
日経平均は4日続伸となりました。
ただ、商いは低調で、売買代金は前日よりも減少して1.8兆円台で、2兆円の大台を割り込みました。
今のところは基調変化の兆しは見られないので、まだ戻り地合いは継続とする見方が妥当と考える
今日の日経平均は4日続伸となったものの、日中値幅は100円に満たず、動意薄の1日でした。
このところ、米中通商協議の進展を好感するかたちで、株式市場は高値を更新する動きが続いています。
ただ、シカゴの大豆先物は、10月14日に9.4ドル台で高値をつけて以降、冴えない動きが続き、直近では9ドル台を割り込み、8.8ドルまで下げる動きとなっています。
大豆先物は、昨年あたりから米中通商協議の動向を先取りして動いているようにも見えるので、株式市場で高値追いが続く中、大豆先物が10月中旬の高値以降、ジリジリと値を下げている点は気になる点となります。
また、11月6日の記事でも書きましたが、VIX先物の売り越し残高は依然として高水準で、11月19日時点の同残高は21.8万枚と、過去最多を更新するかたちになっています。
このように、先行き警戒を懸念される要素は水面下でいくつか出てきているのですが、今は戻りに勢いがついている状態にあるので、すぐに株式相場がダメになるというわけではないと思います。
例えば、継続して上げていた相場の上値が重くなり、マドを空けて下げるような動きが出てきたりすると、これまで継続してきた戻り基調に変化の兆しが出てくるという事になるのですが、今のところはまだ、そういった兆しは出てきていません。
ということは、高値警戒感が徐々に出てきてはいるものの、戻り基調に変化が出る兆しは出ていないので、まだ現在の地合いは継続するとみておくのが妥当ではないかと考えます。
※住信SBI銀行は比較的簡単な要件で、振込手数料を月3回まで無料にできます。振込手数料を無駄に払っていると感じているのなら、絶対口座を作っておいた方が良いです。(私もメイン銀行として使っています)