米国株式市場で主要株価3指数は小幅に上昇。
これをうけた今日の日経平均は23347円で寄り付き、小高くスタート。
9時59分に23412円まで上げ、一時上げ幅が100円を超える場面もあったのですが、米国が対中追加関税の発動を予定する12月15日が迫りつつある中、米中通商協議の行方が意識され、積極的な取引は手控えられました。
日中高値が23412円に対して、同安値が23338円で、日中値幅は100円に満たず、小動きの1日でした。
最終的に日経平均は+54円の23354円で終了。
昨日に続く上昇で、続伸となりました。
米中通商協議の行方に加え、米雇用統計の発表を前に動きづらいこともあり、売買代金は1.7兆円台で、2兆円の大台を割り込みました。
日経平均もフラット修正の動きをやっているように見られる
昨日のNYダウは、下ヒゲありの小陰線でした。
日中高値は27745ドルまであり、25日線に並ぶ場面もあったのですが、引け値では同線を回復できず、5日線の水準も小幅に下回りました。
ただ、s&p500でみると、12/3に25日線を一時的に下回ったものの、昨日の段階では同線よりも上に位置しており、5日線の水準も小幅に上回っています。
明確に上げ波動に回帰したとはまだ見れないのですが、動きとしては底堅い動きとなっているのではないかと思われます。
なお、昨日の記事で、NYダウは28090(11/19)の高値からフラット修正の動きとなっているのではないかと書いたのですが、日経平均もこれと似たような動きをやっているように思われます。
日経平均の場合は、フラット修正の起点は23591(11/8)で、NYダウよりも前から同修正が始まっていると見ているのですが、これをブレイクダウンすると、以下の通りになります。
a波(下げ):23591(11/8)⇒ 22726(11/21)
b波(戻り):22726(11/21)⇒ 23608(11/26)
c波(下げ):23608(11/26)⇒ 23044(12/4)?
23591(11/8)から横ばいでの修正の動きが始まっているとしたら、開始後の経過期間はもうじき1ヶ月ぐらいになるので、この点から鑑みると、そろそろ横ばいでの修正の動きは終わり、上げの波動に回帰してもおかしくないようにも思われます。
なお、上げの波動に回帰した場合は、昨年10月の高値24448円を狙ってくる形になると考えます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。