前週末の米国市場は11月の雇用統計が堅調だったことから上昇して終了。
これを受けて、今日の日本株も買い優勢で始まり、日経平均は23544円で寄り付き、190円程度高い水準でスタートしました。
ただ、その後は模様眺めの動きが広がり、寄り値が天井となって、上げ幅を縮める展開に。
10時8分に23360円まで下げ、先週金曜日の引け値に並ぶ場面もありました。
そこから買いなおされる動きになったものの、上値追いの勢いには欠け、最終的には+76円の23430円で終了。
日経平均は続伸となりました。
ただ、商いは盛り上がりに欠け、売買代金は1.8兆円台で、再び2兆円割れとなりました。
今週は重要イベント目白押しで、動きが出るのは来週以降か?
今日の日経平均の日中高値は寄り付きでつけた23544円で、11/26の年初来高値23608円までは届きませんでした。
しかし、TOPIXの日中高値は1726で、11/26の年初来高値1719を抜け、引け値ベースで同高値を抜ける動きとなりました。
先週金曜日のNY市場で、主要3指数はそろってマド空きでの上げとなったので、この流れを引き継いで今日の日本株は強いかとも思ったのですが、高かったのは寄り値までで、以降はだれました。
今週は以下の通り、重要イベントが目白押しで、これらの結果を見極めたいとする見方が強かったため、寄り付き以降は終始見送りムードが強い1日でした。
・12/10~11 FOMC
・12/12 ECB理事会
・12/13 メジャーSQ
・12/15 米国が対中追加関税の発動を予定
今日は途中で腰砕けとなったのですが、TOPIXが本日、年初来高値を抜けてきている点からみても、相場の地合いは強いと考えられます。
なお、日経平均でみますと、上限が23600円、下限が22800円程度のレンジ圏内で上下する動きが11/8から1ヶ月程度続いています。
チャートの形状でみますと、三角保ち合いの動きをやっている最中というように見えます。
この動きは、上昇過程の中でのスピード調整の動きになるので、この動きが終われば相場は再び上昇基調に回帰する事になると考えております。