前日の米国株式市場は、15日に予定している対中追加関税の発動に踏み切るかどうか注目が集まる中、主要株価3指数は下落して終了しました。
これをうけた今日の日経平均は23372円で寄り付き、下落してスタートとなりました。
その後、9時24分に23336円まで下げたのですが、そこからは切り返す展開となり、後場入り直後の12時31分には23449円まで上昇。
一時、プラス圏内に浮上する場面もありました。
しかし、そこから追随する買いは入らず。
後場は23400円台前半で膠着する動きとなり、▲20円の23410円で取引を終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも増加したものの、1.9兆円台で、昨日に続いて2兆円の大台には届かずでした。
三角保ち合い終了後は再度上げ基調に回帰すると想定
先週金曜日のNY高をうけて、昨日の日経平均は上がるかと思ったのですが、寄付きが高値で以降、失速となりました。
これにより、昨日の記事でも書いたように、日経平均は11/8から三角保ち合いが進行中とみる見方が有力となってきました。
なお、この三角保ち合いの波形をブレイクダウンすると、以下のような波形パターンになると想定されます。
①下げ:23591(11/8) ⇒ 22726(11/21)
②上げ:22726(11/21) ⇒ 23608(11/26)
③下げ:23608(11/26) ⇒ 23044(12/4)
④上げ:23044(12/4) ⇒ 23544(12/9)
⑤下げ:23544(12/9) ⇒ 現在進行中?
現在は、昨日の高値23544(12/9)から最後の下げの波動が進行中と見ています。
なお、①の下げの日柄は10日(両端入れ)で、③の下げの日柄は7日なので、仮にこれと同程度の日柄を⑤の下げで下げる形になると、来週あたりに三角保ち合いの調整が終わるということになります。
実際、どこで調整が終わるのかは日々の動きを見ながら判断していくこととなるのですが、この最後の下げが終われば、日経平均は再度上げ基調に回帰し、24000円超えや、昨年10月8日につけた高値24448円抜けを狙う動きになってくると考えます。
◆日経平均が上がると考えた場合、日経平均先物を買うよりも、くりっく株365を買った方が、取引期限がない、配当がつく等といった面で利点があります。