前日のFOMCは事前の想定通り、金利を据え置き。
これをうけた米国株式市場は主要株価3指数が小反発で終了。
そして、今日の日経平均は23449円で寄り付き、小幅高でスタートしました。
そこから下落する動きとなり、9時45分には23360円まで下げ、30円程度マイナスとなる場面もありました。
その後は切り返しに転じ、13時30分には23468円まで上昇しましたが、それ以上上値を追う動きとはならず、+32円の23424円で終了。
日経平均は小幅に反発となりました。
15日の米国の対中追加関税の発動期限が迫る中、ECB理事会や、英国総選挙、明日のメジャーSQ算出などを控えて、昨日に引き続き見送りムードの強く、売買代金は前日並みの1.9兆円台となりました。
三角保ち合いを抜けるとしたら、上抜けか?
一昨日の日経平均の日中値幅は113円。
そして昨日の日中値幅は105円。
さらに本日の日中値幅は、日中高値が23468円に対して、同安値が23360円だったので、日中値幅は108円でした。
日経平均が動意薄となると、日中値幅が100円に満たなくなるケースがよくあるのですが、取り敢えず現状では、100円以上の日中の値動きはあるという形にはなっています。
しかし、動きとしては小さいので、やはり今週は15日に米国の対中追加関税の発動期限を控えて、なかなか上下に動きづらい、というのが実態になるかと思われます。
ただ、見送りムードが強い中、売りが出て値を下げるような展開になる可能性もあるのですが、今のところ、大きく下げるような動きにはならず、戻り高値圏でもみ合う動きとなっています。
この点から見ますと、相場の地合いとしては強いということになるのかと思われます。
なお、12月9日の記事で書いたように、現在は11月8日の高値から三角保ち合いをやっているところと見られます。
その中で、今は三角保ち合いの最後の調整局面をやっているところと見ているのですが、11月8日に同保ち合いが始まってから期間としては1ヶ月程度経過しているので、タイミング的にはそろそろ動きが出てきてもおかしくないように思われます。
なお、仮に三角保ち合いを抜けるということになった場合、上抜けとなる可能性の方が高いのではないかと考えております。