前日の米国株市場でNYダウは続伸となったものの終盤伸び悩み、ナスダックはマイナスとなり、引け味が悪い展開でした。
また、東京都内での新型コロナウイルス感染者の急増を受けた、小池都知事の緊急記者会見の内容も嫌気され、日経平均は19234円で寄り付き、300円程度安い水準でスタートしました。
その後も下げ幅を拡げる展開となり、大引け前の14時54分には18512円まで下落。
下げ幅が1000円を超える場面もありました。
最終的には▲882円の18664円で終了。
日経平均は反落となりました。
売買代金は前日よりも減少して3.3兆円台。
騰落銘柄数は、値上がりが897銘柄に対して、値下がりは1226銘柄でした。
まだ暫くの間はボラティリティが高い状態が続く
昨日は大幅高でしたが、今日は一転して売り優勢の1日でした。
日経平均は、16358(3/19)の安値からわずか2日で3206円上げてきたので、ここでの下落は当然の一服かと思われます。
本日、日経平均は▲4.5%下落しましたが、TOPIXの下げは▲1.78%だったので、日経平均が下げた割にはTOPIXは下落は限定的でした。
なお、日経平均の5日線は3/25から上向きに転換し、今日の時点で同線は17948円なので、日経平均が同線を割り込むという動きにはなっていません。
引け値で5日線を割り込み、上向きだった同線が下向きに転換すると、16358(3/19)の安値を再度試しに行く可能性も出てくるのですが、今日の段階ではまだそこまで下落するという感じにはなっていないので、16358(3/19)の安値からのリバウンドの動きはまだ続いていると見れるのかと思われます。
ただ、昨日までの上げで、23806(2/20)⇒16358(3/19)までの下げ幅▲7448円に対して43%戻りを入れているので、短期間でけっこう戻していると言えます。
また、恐怖指数と言われるvix指数も、一昨日は一時36程度まで下げたものの切り返したので、日足の形状は長い下ヒゲありの形になっており、昨日は63.95まで戻しています。
この点からすると、再度vix指数が上値を試す可能性もあるかもしれません。
まだ暫くの間はボラティリティが高い状態が続くのかと思われます。