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戻り地合いがどこまで継続するのか、注視する局面が続く

日経平均 日経平均
出所:SBI証券
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昨日のNY市場は上昇でしたが、今日は前日の大幅高の反動もあり、日経平均は19589円で寄り付き、小幅下落でスタートしました。

9時5分に19465円まで下げた後は、切り返す動きとなり、後場寄りには、日銀のETF買いの思惑からプラス圏に浮上。

13時26分には19660円まで上げました。

しかしその後は買いの勢いが弱まり、再び売りに押される展開に。

最終的には▲88円の19550円で引け、日経平均は反落となりました。

ただ、日経平均は反落となりましたが、TOPIXは+0.56の1434で引け、小幅ながらプラスで終わりました。

売買代金は2.5兆円台。

騰落銘柄数は、値上がりが556銘柄に対して、値下がりが1574銘柄で、値下がり銘柄が優勢でした。

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TOPIXの5日線は、ここにきてスローダウンする兆しも

今日の日経平均は19660円まで上げましたが、昨日つけた19705円の高値までは届きませんでした。

一方で、TOPIXは日中高値が1439まであり、昨日の日中高値1436は超え、チグハグな動きとなりました。

日経平均、TOPIXともに5日線が上向きな基調が続いているので、依然として戻り基調は継続といえます。

ただ、TOPIXの5日線を4/7から時系列で見ますと以下の通りになっており、ここにきてややスローダウンしている感じがみてとれます。

4/7:1357.11

4/8:1371.99

4/9:1389.41

4/10:1410.4

4/13:1416.32

4/14:1422.38

4/15:1424.1

3/27につけた戻り高値1459を抜けないまま、5日線が上向きから下向きに転換すると、3月下旬から続いた戻り相場が頭打ちとなる可能性が強くなってくるので、やはり注意が必要な局面かと考えます。

なお、原油先物が再び20ドルを割れている点も気になるところです。

今のところそれを嫌気する動きはあまり見られないのですが、3月下旬につけた安値を割れて19ドル台も割り込んでくると株式市場に影響が出てくる可能性もあるので、この点も注意が必要かと思われます。

なお、日経平均、TOPIXともに一目均衡表の遅行線は、26日前の日足水準に重複してきています。

ここでだれずに戻り基調を持続すると、遅行線が陽転入りすることになります。

ただ、遅行線の陽転入りはプラス材料になるのですが、仮に陽転入りしたとしてもその直後に株価がだれて下落基調に変わるケースもあるので、今のように大きく下落した後に急速に切り返すような展開のときは、遅行線が陽転入りしたから単純に強気転換とはならないと考えます。

引き続き、戻り地合いがどこまで継続するのか、注視する局面が続きます。

ひとかぶIPO
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