前週末の米国株式市場が上昇したことが好感され、朝方から幅広く買いを集め、日経平均は22591円でスタートしました。
その後も時間外取引で米株先物がプラス圏で推移したことや、上海指数や香港ハンセン指数が堅調となったことを受け、日経平均は終日上値を追う展開に。
今日はETFの配当金分配に絡んだ売りが一巡したことで、需給が好転したこともフォローとなり、最終的に+493円の22784円で終了。
日経平均は高値引けで、大幅反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
日経平均は23185(6/9)抜けを試す展開に入ってくるか
先週金曜日に日経平均が下げたことで、5日線および25日線を割り込みました。
また、TOPIXも1535まで下落して6/15につけた直近安値1530に接近していたので、この流れを引き継いで今日も下げると先行きやや怪しくなるかというところでしたが、本日は大幅反発となり、一転して切り返してきました。
本日、大幅反発となったことで、日経平均は5日線および25日線を再び回復し、7/7につけた22742円も超えてきたので、ここから23185(6/9)抜けを試す展開に入ってくると思われます。
なお、今日のTOPIXの上昇率は+2.46%で、日経平均の同率は+2.22%だったので、日経平均よりもTOPIXの上昇率の方が高いという1日でした。
ここのところ、TOPIXよりも日経平均の方の動きが良かったので、日経平均は6/15の安値以降でつけた7/7の戻り高値を抜けてきました。
それに対して、TOPIXは本日、1573まで上げたものの、6/15の安値以降でつけた6/23の戻り高値1597をまだ超えることができていません。
また、7/9からTOPIXの200日線は下落する傾向にあるのですが、これが本日も継続し、下落する形になっています。
この先、日経平均の上げが続いたとしても、TOPIXの200日線が再度上向きに転換してこないと相場全体が本格的な上昇トレンドに入ったとみることができないので、今日のような動き方(TOPIXよりも日経平均の方の動きが良いというような動き方)が今後も続くのかという点は、注目されるポイントになってきます。