前日の米国株式市場は、新型コロナウイルス感染増加が続く一方、米企業活動の冷え込みを示す指標と議会での財政刺激策を巡る膠着状態を受けて経済への懸念が高まり、ナスダックは3%近く下落。
これをうけて今日の日経平均は23215円で寄り付き、下落してスタート。
10時39分に23234円で日中高値をつけた後、全般的にリスクオフムードが強まったことで、14時1分に23039円まで値を下げました。
引けは▲258円の23087円で終了。
日経平均は続落となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.2兆円台でした。
NY株の調整期間は、6月に急落が起きた時の日柄と並ぶ
今日の騰落数は、値上がり419銘柄に対し、値下がりが1685銘柄で、前日に続き値下がりは1000銘柄を超えました。
日経平均は23087円で引けたことで、25日線(今日の時点で23216円)を割れて軟化してきています。
9月に入ってから軟調な動きを続けている米国株は、依然として不安定な状況が続き、主要3指数は75日線を再び下回ってきました。
ただ、昨日の時点で9/3に高値をつけてからの経過日数は15日(両端入れ)となっています。
6月に急落が起きた時のNYダウの動きを振り返ってみると、6/8に高値をつけてから6/26まで軟調な動きが続き、そこから切り返して6/8の高値を抜けて9/3に高値をつけるところまで上昇しています。
この時の調整期間は、6/8から6/26までで、ちょうど15日でした。
なので、日柄的な面から鑑みると、そろそろ米国株の調整の動きが一巡してもおかしくないような感じもします。
米国株が軟調な動きでも、日本株はここまで、比較的堅調な動きを続けてきました。
しかし、今日は米国株の下げにひきづられる形で、日本株は下落する展開となりました。
ただ、米国株の調整の動きはけっこう進んできていると思いますので、軟調な展開も今週あたりでそろそろ一息入れる形になるのではないかと考えています。