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NYダウは9月下旬の安値を割れているが、s&p500とナスダックは安値を割れていない

S&P500 NYダウ
S&P500 ※出所:SBI証券
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前週末の米国株市場では新型コロナウイルスの感染者数の増加が再び加速していることなどを嫌気し、NYダウやナスダック総合指数が揃って下落。

ただ、今日の日経平均は23110円で始まり、130円程度高い水準でスタート。

米大統領選の投開票をあすに控え、大統領選通過後は全体相場が高くなるとの観測が空売り玉を買い戻す動きにつながり、全体相場を押し上げました。

10時56分に23370円まで上げ、一時400円近く上げる場面もありました。

その後はやや押し戻される展開となりましたが、+318円の23295円で終了。

日経平均は反発となりました。

売買代金は2.2兆円台で、今日も2兆円の大台を超えました。

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NY株がここから反転してくると、ダイバージェンスが発生することに

先週金曜日に日経平均は355円安となったのですが、本日は318円の上げ。

前日の下げの9割近くを戻す動きとなりました。

金曜日に22977円で引けて23000円割れとなり、75日線も割り込む動きとなったのですが、本日の上げで同線(今日の時点で23120円)を回復。

5日線(今日の時点で23301円)に近い水準まで戻す動きとなっています。

10/9に23725円をつけてから調整する動きとなっているのですが、調整を脱する動きとなるためには5日線を超えて、25日線(今日の時点で23438円)も超えてくる必要があります。

日本株は明日祝日のため、その間のNY株の動きがどうなるのか、というところになるのですが、NYダウは先週金曜日に200日線(金曜日の時点で26200)を一時割り込んだ後、戻す形になったので、日足の形状は下髭ありの小陰線となっています。

なお、NYダウは9/24につけた安値を10/27から割れる動きとなっていますが、s&p500とナスダックは9月下旬につけた安値を割り込む動きとはなっていないので、指数間で動きが異なっています。

このまま、s&p500とナスダックが、9月下旬につけた安値を割り込むことなく反発に転じてくると、NYダウの動きとは異なる、所謂、ダイバージェンス状態が生じることになります。

ダイバージェンスの発生は、トレンド転換につながる可能性もあるので、ここからの動きは注目されるところです。

岡三オンライン証券 くりっく株365
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