前日の米国株市場で、前々日に初の3万ドルの大台に乗せたNYダウが目先達成感から利益確定売りを誘発して3日ぶりに反落。
一方、ハイテク株比率が高いナスダックは最高値を更新して終了しました。
これをうけて今日の日経平均は26255円で寄り付き、40円程度安くスタートしました。
ただ、下値では輸出株中心に押し目買い意欲が旺盛となり、すぐに切り返す動きとなり、14時24分には26560円まで上昇。
そのまま高値圏で取引を終え、+240円の26537円で終了。
日経平均は3日続伸となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.4兆円台でした。
最高値から最安値までの値幅の61.8%戻りまで、あと40円程度に迫る
今晩の米国株市場が感謝祭の祝日に伴い休場で、海外投資家の売買が減少し、商いは先日よりも減少しました。
ただ、依然として買い優勢の地合いが続き、前日、引けにかけて押された分を1日でリカバーし、引け値ベースで前日に続いて高値更新となりました。
日経平均のザラバ高値は、昨日つけた26706円になります。
バブル崩壊前の1989年12月につけた最高値が38957円。
それに対して最安値は、リーマンショック後の2008年10月につけた6994円。
その下げ幅▲31963円に対する61.8%は26747円になるのですが、昨日つけた高値26706円は当該株価まであと40円程度の水準にあるので、早々にこの水準も超えてくると考えられます。
11月9日の記事で、次のチャート上の節目は1990年4月につけた28000円レベルと書いたのですが、上記水準を超えてくると、次の目標は28000円レベル。
そしてそれも超えてくると、長期間にわたって実現できなかった、日経平均3万円も夢物語ではなくなってきます。
来年に向けて上げ相場が続く中で、2021年に日経平均が3万円到達というニュースが取り上げられるような展開になることを期待したいと思います。