米民主党のバイデン氏が現地7日に米大統領選で当選を確実とし、勝利を宣言。
これをうけて今日の日経平均は24568円で寄り付き、24500円を超えてスタート。
米国の追加経済対策への期待などから、時間外取引で米株価指数先物が上昇した流れを受けたほか、中国・上海総合指数などアジア株の上昇も支えとなり、株価指数先物買いを交えて上げ幅を拡大し、13時16分には24962円まで上昇。
25000円目前まで一気に上昇しました。
大引けは+514円の24839円で終了。
日経平均は大幅高で5日続伸となりました。
売買代金は2.6兆円台でした。
次のチャート上の節目は1990年4月につけた28000円レベル
先週末の日経平均の日中高値が24389円に対して、今日の同安値が24541円なので、10/30につけた22948円の安値以降、11/2~4にかけて空けたマドに続き、本日は2回目のマド空けでの上げとなりました。
11/6の記事で、2018年以降、24000~24500円のレベルが上値抵抗ラインとなり、過去3回はこのラインを超えられずに反落してきたので、今回4回目のチャレンジでこれを超えられるのかが極めて重要なポイントになると書きました。
しかし、本日、寄りの段階でこの水準をあっさり突破。
25000円近くまで一気に上げてきたほか、夜間市場に入ってからもその騰勢は止まらず、夜間で日経平均先物はなんと一時25720円まで上げるという動きになっています。
これまで3年近く上値抵抗ラインとなっていた水準を一気に超えてきたことで、上げに拍車がかかっていることが騰勢を強めている背景にあるのではないかと考えられます。
なお、今年は、9月相場は警戒と見ていたのですが、そこで大して下がらなかったことで、9月23日の記事で米国株が落ち着いてくれば日本株もレンジ抜けを目指す展開になるのではないかと書きました。
しかし、そこからなかなかレンジ上抜けの展開とはならず、10/30には22948円まで下げて、一時23000円を割り込む場面もありました。
が、11/4にマド空けでの上げがあり、11/4の記事でやっと動きが出てくるかと書いたのですが、そこから一気に上げが進行する動きになってきています。
このままいくと、明日にも長らく超えられなかった25000円を超えてきそうな感じもあるのですが、これを超えてくると、次のチャート上の節目は1990年4月につけた28000円レベルとなります。
11月に入ってからの上げ方が急なので、今週の後半あたりでさすがに上げ一服となるのではないかと考えます。
が、基本的なトレンドは上げなので、今後は28000円方向を目指した動きとなるのではないかと想定します。