前日の米株式市場で、米議会選挙で上院は共和党が過半数を獲得したと伝えられ、民主党のバイデン氏が大統領選で勝利したとしても、IT大手への規制強化などの政策の急転換はないとの見方が広がり、主要3指数が上昇。
日経平均は、24076円で寄り付き、小幅安でスタートしたのですが、そこから今日も買われる展開となり、14時17分に24389円まで上昇。
最終的には+219円の24325円で終了。
日経平均は4日続伸で、連日の高値追いとなりました。
売買代金は前日よりも減少して、2.5兆円台でした。
一旦緩む可能性もあるが、更に上値を追う展開がここから期待できるのではないか
今日の日経平均の日中高値は24389円まであったので、2018年10月2日につけた24448円まで、あと60円程度に迫る場面もありました。
これまで日経平均は、2018年初頭と秋、2020年初頭の過去3回、24000~24500円のレベルに到達してきました。
しかし、これまでは、すべて同ラインで跳ね返されてきました。
本日、24389円まであったことで、同ライン抜けを試すのはこれで4度目となります。
これまで24000~24500円のレベルが上値抵抗ラインとなってきたので、ここから同水準を突破できるのか否かが、極めて重要なポイントとなります。
仮にこのラインをここで突破することができれば、今年の6月以降、レンジ圏内での動きを約5か月近くにわたって続けてきたので、その反動でさらなる上値追いとなる展開も期待できると考えます。
なお、直近の裁定残高は以下の通りで、依然として売り超過の状況が続ています。
・金額ベース:10月30日時点で、1.5兆円程度の売り超過
・株数ベース:11月4日時点で、5.67億株の売り超過
さすがにこの4日間の上げが急だったので、一旦緩む可能性もありますが、レンジ抜けで裁定売りの買戻しも入り、更に上値を追うような展開もここから期待できるのではないかと考えます。