前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合指数などが高安まちまちではっきりしない展開でしたが、日経平均は26659円で寄り付いた後、9時26分に26870円まで上昇。
12/7につけた高値26894円に接近する場面がありました。
ただ、高値近辺に近づくと利益確定の売り圧力が強まるこれまでのパターンとなり、後場に入ると上値の重さが意識されて上げ幅を縮小する展開に。
前引け時点では8割以上の銘柄が上昇していましたが、後場終盤に伸び悩んだこともあり、大引け時点の騰落銘柄数は、値上がりが1333銘柄に対して、値下がりが755銘柄となり、値上がり銘柄は6割程度に縮小して取引を終えました。
引けは+79円の26732円で、日経平均は3日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.3兆円台でした。
上昇後は値幅面での調整が入る可能性が想定される
本日、日経平均は高値更新とはなりませんでしたが、TOPIXは1804まで上昇して、11/27につけた高値1792を抜けました。
これまでTOPIXが一足早く高値をつけて、日経平均が高値更新となる中、TOPIXは高値を抜けない動きとなっていました。
この動きが続くと、目先高値をつけた可能性が強くなるところだったのですが、本日、TOPIXが高値を抜ける動きとなったことで、その可能性は低くなりました。
なお、今日の日経平均は途中で上げ失速となったのですが、おそらくここから日経平均も高値を抜ける動きとなり、3月につけた安値16358円から続く5波動での上げの最後の上昇波動を年末に向けてやってくるのではないか、と現時点では想定しています。
なお、最後の上げ波動が終わった後は、5波動での上げを修正する動きに入ってくると思われるので、値幅面での調整が入る可能性があるのではないかと想定しています。
(仮に調整が入ったとしても、中期トレンドは上昇トレンドなので、下げに転換するわけではなく、あくまでも上げトレンドの中での調整となります。調整が終わった後は再度上昇トレンドに回帰して、再び高値を更新する展開になるとみています)