前日の米国株市場でNYダウが3万ドル台を回復し、ナスダックが最高値を更新したことを受け、リスク選好の地合いとなり、日経平均は26835円で寄り付き、高く始まりました。
9時3分に26874円まで上げ、12/7につけた高値26874円に接近する場面もありましたが、FOMCの結果を今晩に控えるほか、パウエルFRB議長の会見を見極めたいとの思惑もあり、積極的な買いが入らず、そこから伸び悩む展開に。
13時25分に26717円まで値を下げて、上げ幅を30円程度にまで縮小しました。
その後はやや戻したものの、上げは限定的で、引けは+69円の26757円で終了。
日経平均は反発となりました。
売買代金は前日よりも減少して2.1兆円台でした。
ナスダックは、引け値ベースでの高値更新
日経平均は今日も高値に接近する場面もあったのですが、そこから失速する動きとなり、高値圏でもみ合う動きが続く形となりました。
日経平均が高値圏でもみ合う動きが続く中、ナスダックは堅調で、ザラ場ベースの高値12607(12/9)は抜けられないものの、引け値ベースでの高値更新となっています。
NYダウ、s&p500も高値からやや下押し後、切り返す動きとなっており、高値更新を狙う水準に位置しています。
ここからNYダウ、s&p500も高値更新となった場合、日経平均もその動きに追随できるのかが目先の焦点となります。
一応現時点においては、現状の高値圏でのもみ合いは、5つの波動で構成される波動のうち、4波目の動き(※)をやっている所になり、4波目の調整の動きが終了したのちは、5波目の上げがあり、その後、値幅調整の動きが入るのではないかと想定しています。
(※)エリオット波動の波の一般的な特性は、2波目の調整は急落で、4波目の調整はもみ合い、となっています。