前日の米国株市場が休場で手掛かり材料難のなか、リスク選好の動きが強まり日経平均は28405円で寄り付き、高くスタート。
エレン次期財務長官が公聴会で、大規模な経済対策に対し前向きな意見を示すと伝わったことが好感されたほか、米株価指数先物が堅調に推移し、今晩の米国株市場の上昇を期待させたこともあり、その後も買われる展開となり、14時20分には28720円まで上昇しました。
大手半導体関連や電子部品株が買われ全体相場を牽引し、最終的には+391円の28633円で終了。
日経平均は3日ぶりに反発となりました。
売買代金は前日よりも増加して2.1兆円台でした。
TOPIXの上昇率は、日経平均の上げの半分にも満たず
昨日の記事で、
「ここから本日空けたマド(28349~28477円)を埋めずに明日以降下げてくると、調整の動きが広がる可能性もあります。
が、ここであまり下がらず持ちこたえてくると、まだ戻りが続く可能性もあります」
と書いたのですが、本日、28720円まで上げ、昨日空けたマド(28349~28477円)を1日で埋めてきました。
本日の上げで5日線(今日の時点で28509円)の水準も回復してきているので、1/14につけた高値28979円を再び目指す方向に動いてきそうな感じもします。
ただ、本日、日経平均は+1.39%の上げとなったのですが、TOPIXの上昇率は+0.56%で、日経平均の上げの半分にも満たない形でした。
また、騰落銘柄数も、値上がり銘柄が912に対して、値下がりが1187銘柄で、日経平均は大きく反発となったものの、全面高というわけではなく、一部の銘柄が買われて指数が上げる、やや歪な感じの相場展開でした。
健全な上げ相場になるためには、物色対象が広がる必要があるので、ここから更に上げてきた場合に買われる銘柄の幅が広がるかが注目されるところです。